日本予防医学会

各種活動

日本予防医学会学術総会

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事前登録締切:2025年6月19日(木)

当日参加:大会当日に受付にて現金で参加費をお支払い下さい。

懇親会もできるだけ事前登録をお願いいたします。満席になり次第締め切ります。

大会長挨拶

さて、このたび、令和6年度日本予防医学会の理事会で御推挙を受け、令和7年7月5日(土)~6日(日)に第22回日本予防医学会学術総会を東京都中央区の「聖路加タワー7階 株式会社新日本科学PPD大会議室」において開催する運びとなりました。
今回の学術総会は、「予防医学・医療の実践」をメインテーマに掲げ、更なる予防医学の発展を社会にアピールするプログラムを企画しております。現在、日本では益々少子高齢化が進んでいます。特に後期高齢者の人口に占める割合が急速に増えていて、如何に健康寿命を延伸するかが1つの課題となっています。本学術総会では、予防医学・医療の実践として、実際の臨床の現場で行われていることやメンタルヘルスに関する講演を4題お願いいたしました。東アジアにある韓国や中国などでも、日本よりも早いスピードで高齢化社会から高齢社会へと移行しています。また、少子化も進んでいます。日本は世界でも1番の少子高齢化問題に直面している国であり、これらの国の手本となるような対応が望まれます。
また、新型コロナウイルス感染症の流行が起こりましたが、これに対する対応も予防医学・医療として重要です。本学術総会では、新型コロナウイルス感染症に対する対処等に関するミニシンポジウムも企画いたしました。
2人の先生に特別講演を依頼しました。私は大学院生の頃から酸化ストレスと疾病に関する研究に携わってきましたが、その時研究室の助手であった同志社大学生命医科学部医生命システム学科 教授(元学部長)である野口 範子 先生に「糖尿病予防の新規メカニズムの解明」について酸化ストレスに関連してお話していただきます。現在、私は獣医学科に所属しております。7年前から獣医学科の現状について学んでいるところですが、その中の1つに「One World, One Health」という考え方があります。これは、人と動物と環境が健康に密接に関連しており、一体的に守るべきという考え方です。私が現在所属しております岡山理科大学獣医学部では、さらに1つ加えて「One World, One Health, One Medicine」として人と動物の健康は密接に関わっていて切り離せないものと考え、研究、教育を行っています。本学術総会では、獣医学部の初代学部長であった吉川 泰弘 先生に「One Health」に関する講演を行なっていただきます。
一般演題とポスター発表の時間を設けておりますので、発表および積極的な議論を行なっていただければと思います。
皆様の参加を心よりお待ち申し上げております。

令和7年4月吉日
第22回日本予防医学会学術総会
大会長 神林 康弘
岡山理科大学獣医学部獣医学科 教授