日本予防医学会

刊行物

日本予防医学会雑誌の投稿規定(平成23年11月1日現在)

投稿について

1. 日本予防医学会雑誌の掲載可能な研究領域

日本予防医学会雑誌は、日本予防医学会の公式な学術誌であり、本学会員が研究成果を論文発表し、国内外に発信するとともに、学会員への情報提供を通して日本予防医学会の発展に寄与することを目的としている。したがって、本雑誌が対象とする研究領域は、日本予防医学会の活動目的に掲げる研究内容、またはそれに準じる研究内容とする。すなわち、生活環境、環境などの疾病発症への影響を検証し、さらに機能性食品、栄養補助食品、薬剤、機能水、鍼灸、漢方、運動、生活習慣、環境、温泉、リラクゼーション、ワクチンなどの疾病予防効果を科学的に追求し、国民の健康増進と疾病予防をはかることを目的とした研究や活動等に関する総説、原著論文、資料ならびに論壇を掲載する。

2 論文の区分
(1) 総説

予防医学に関する特定の主題について、これまでの知見、研究業績を総括し、体系化あるいは解説したもの。原則として編集委員会が執筆を依頼するが、投稿も歓迎する。投稿を希望する場合は、編集委員会に相談をしていただきたい。

(2) 原著論文

独創性がある予防医学に関する論文で、かつ、科学的な意義に富む事実あるいは結論を含むもの。

(3) 資料

論文としての体裁にとらわれず、予防医学的に有意義なデータを含むもの。事例報告も含む。

(4) 論壇等

予防医学に関わる社会問題についての意見・見解や、日本予防医学会を発展させるための意見、提案、提言などをいう。なお、巻頭言や追悼文などの掲載を希望する場合は、編集委員会に相談をしていただきたい。

3. 投稿の際の注意
  1. 論文の筆頭著者と連絡責任著者は日本予防医学会会員に限る。ただし、編集委員会が依頼する原稿の場合にはこの限りではない。
  2. 投稿原稿は英文または和文で記し、和文の場合は英文の抄録を付ける。
  3. 研究論文は、ヒトを対象にした場合は、ヘルシンキ宣言の方針に沿い、必要な手続きを踏まえていなければならない。臨床上のサンプルは、同意書等を取得した上で得たものを使用すること。また、動物を対象にした場合は、所属機関の定めるガイドラインに従った実験動物の管理と使用従った旨を明記する。
  4. 論文の形式は、下記の執筆要領に従うこと。これに反する場合は原則として受け付けない。
  5. 投稿に際し、必ず誓約書を添付すること。誓約書には、原稿は他の雑誌に公表されておらず、また投稿中でないこと、および、すべての著者が原稿作成に携わり、記載された内容を理解し投稿に同意していることを記述すること。(日本予防医学会のHPよりダウンロードすること。)
  6. 投稿された論文の著作権はすべて日本予防医学会に帰属する。また、本学会誌に掲載された執筆内容が第三者の著作権を侵害するなどの指摘がなされた場合には、執筆者がその責任を負う。投稿時には著作権移譲同意書に署名し添えること。(日本予防医学会のHPよりダウンロードすること。)
4. 採否の審査

原稿の採否の審査は、複数の専門家による査読を経て編集委員会が行う。原稿の修正などのために編集委員会から原稿を返却された場合は、原則として3ヶ月以内に編集委員会に返送すること。返送が遅れた場合は新しい原稿として取り扱うことがある。

5. 掲載費用

カラー印刷を必要とする場合、実費を著者負担とする。また、別刷については、論文受理の後に必要額を支払うものとする。

執筆要領

1. 原稿の作成
  1. 1. 日本予防医学会のホームページに掲載されている投稿論文のためのテンプレートをダウンロードして作成すること。
  2. 2. 文字は原則としてパソコンまたはワープロで印字すること。フォントは、日本語は MS 明朝、英数字は Century を使用すること。本文の文字は 9 ポイントにすること。日本語は新仮名遣い、常用漢字を用い、外国語の人名、地名、学名、化合物名英数字は、半角の英数字で記載する。ただし、周知の単語となっている場合はカタカナ(全角)でもよい。単位は特別の理由のない限りSI 単位を用いる。
  3. 3. 原稿の構成は、テンプレートに沿って入力する。テンプレートとは別に原稿に表紙をつけること。原稿の表紙には、日本語と英語にて表題、著者名、所属機関名、代表著者の連絡先住所・電話・Fax 番号・電子メールアドレスを書き、さらに原稿の種類を書く。構成は、和文論文・英文論文いずれの場合も要旨及びキーワード(5 語)、はじめに、方法、結果、考察、まとめ、謝辞、文献の順で書き、和文論文は最後に要旨(英文)及びキーワード(5 語)を書くこと。それぞれの見出しの言葉は変えてもよい。表、図は、本文中に挿入し、説明文を付けること。「論壇等」については、編集委員会に事前に相談すること。
  4. 4. 要旨は、日本語 1000 字以内で作成するとともに、末尾に英文要旨(250 語以内)を添えること。英文要旨は、題名、著者名、所属機関名、要旨本文、キーワードの順に記載する。英文については、英語に関して充分な知識を持つ専門家にチェックを受けることが望ましい。なお、このチェックの有無にかかわらず、受理後の印刷前に英文チェックを編集委員会の判断で行う場合がある。その費用は著者の負担とする。
2. 図、表、写真

図、表、写真中の文字、数字、および表題は、和文もしくは英文とする。いずれも表 1(Table 1)、図 1(Fig 1) のように表番号をつけ、短い表題を付ける。

図表は原稿のテンプレートの本文中に挿入する。カラーの場合、製版と印刷の費用は著者が別途実費を負担する。原稿が受理された場合、図・写真については、出版社から再度原図の提出を求めることがある。

3. 引用文献

引用できる文献はすでに発行された研究か、掲載決定済みの原稿に限る。文献は引用順に番号をつけて最後に一括し、下記の記載例の形式で記す。本文中においても、「・・・考えられている 1)。そして、・・・2, 3)、・・・1-3)」 のように文献番号を付ける。著者が 4 名以上の場合は最初の 3 名を記載し、後は「ほか」(英文の場合は et al)とする。

英文雑誌名の省略形は最新の Index Medicus で使用されているものに準拠する。

学術雑誌
  1. 1. 小島真二,山本秀樹,坂野紀子,ほか.地方自治体における産業医業務の課題について.日本職業・災害医学会会誌 52; 209-214: 2004.
  2. 2. Wang DH, Kogashiwa M, Ohta S, et al. Validity and reliability of a dietary assessmentmethod: the application of a digital camera with a mobile phone card attachment. JNutr Sci Vitaminol 48; 498-504: 2002.
単行本の例(引用頁なし)
  1. 3. 荻野景規,小栗一太.環境化学物質の代謝とその周辺.東京:日本公衆衛生協会,2003.
  2. 4. Ogata M. Biochemical monitoring of exposure to industrial chemicals. Cincinnati,ACGIH,1990.
単行本の例(引用頁あり)
  1. 5. 田中純子,吉澤浩司.肝炎ウイルスと感染者数の推移.日本肝臓学会企画広報委員会編,慢性肝炎診療マニュアル.東京:医学書院,5-11. 1999.
  2. 6. Takahara S, Ogata M. Metabolism in Japanese acatalasemia with special reference to superoxide dismutase and glutathione peroxidase. In : Hayashi O and Asada K ed. Biochemical and medical aspects of active oxygen. Tokyo: University of Tokyo Press,275-292: 1977.
4. 原稿の送付

原稿は、当学会事務局へメールで送付すること。件名に、【日本予防医学会雑誌原稿】と記すこと。

なお、契約書及び著作権移譲同意書は郵送すること。

送付先

金沢事務局
〒920-8640 石川県金沢市宝町13番1号
金沢大学医薬保健研究域医学系
衛生学・公衆衛生学教室内
TEL:076-265-2218 / FAX:076-234-4233
E-mail: JPM@med.kanazawa-u.ac.jp